
2016年10月7日
粉ミルクは、慣れるまでが大変です。慣れたらさっとつくれるようになります。
まず、全体的な流れです。
(1) 消毒済みの哺乳瓶に粉ミルクと熱湯をいれます。
(2) 水などで適温まで冷まします。
(3) 赤ちゃんにあげます。
たったこれだけなのですが、細かくて伝わらないところがいくつかありますので、ご紹介します。
まず、哺乳瓶は「毎回消毒」するので、必ず消毒済みのものを使って下さい。赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いので、1度使ったら消毒します。うちでは、食器と同じように哺乳瓶を洗剤で洗ったあと、この除菌ケースで消毒しています。
熱湯は十分に沸騰させてから、ポットに入れます。水は赤ちゃんにとって完全にキレイとは限りません。しっかり沸騰します。
粉ミルクの量は、赤ちゃんによって飲む量が違います。その日によって違うこともあります。また、粉ミルクにも種類があります。いくつか試してみて、赤ちゃんが一番飲んでくれる粉ミルクにしましょう。
文章だけ読むとアバウトですよね。まず、温度です。温度はこういうシールが売っていますので、これをぺたりと哺乳瓶にはりつけて、温度をはかりましょう。適温は40℃くらいです。
ここから哺乳瓶を冷やすのですが、うちでは最初、流水を使っていました。流水、もったいないです。水をいっぱい使います。
そこで、うちでは牛乳パックを半分に切って、そこに「水」と「氷」を入れて、冷やすことにしました。使う水の量が減ってエコです!牛乳パックは、使っているうちにふにゃふにゃになってしまうので、そのあとはプラスティックの似たような大きさの計量カップを使うことにしました。
水と氷を入れて、たまに哺乳瓶を取り出してはくるくるとまわします。哺乳瓶の中のミルクは、均一に温度が下がらないのです。季節にもよりますが、3~5分くらいで適温になります。赤ちゃんによって、ちょっと熱めが好きとかぬるめが好きとかありますので、好みを把握しましょう。
ここまでで、赤ちゃんにあげる準備は整いました。
あげるときのコツは、赤ちゃんによって違います。哺乳瓶を近づけただけで吸いつく子もいるし、最初は嫌がる子、少しずつ飲む子、一気に飲む子などさまざまです。
うちでは赤ちゃんの口元まで哺乳瓶の乳首の先端をもっていって、あとは吸い付くまで待つという工夫をしました。その前までは「口の中にいれる」ことをしていたのですが、嫌がる率が高かったのでやめました。もうちょっと乳首を吸う感覚がほしいのかなと思って、まねをしたところうまくいきました。
自主的に「吸う」ことをさせることで、嫌がらずに飲んでもらえるようになりました。赤ちゃんの口の中には、乳首がおさまるようなくぼみがあるそうです。そこに哺乳瓶の乳首がおさまると、赤ちゃんはミルクを飲みます。
外出する時に便利な、こんな粉ミルクもあります。
カレーのルーみたいに、少量ずつパックされています。これならマザーズバッグにもすぐ入ります。
赤ちゃんの好みのミルクを試すのにも使えます。各メーカーから似たようなキューブ状の粉ミルクがありますので、備えておきましょう。